いじめの問題

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学校でのいじめの問題はずいぶん前からありますが、ここ数年間で話題になっています。いじめの問題は他人事だと思っていませんか?実は、いじめの責任は我々にあると思います。学校とは無関係な我々にも責任があるのです。これはどういうことでしょうか?

いじめの問題の根源はどこにあるのか?それをたどっていくと見えてくると思います。まずは当事者である子供たちを見てみましょう。いじめが成立するには、いじめられる側(被害者)といじめる側(加害者)が必要です。加害者は被害者に何らかの嫌がらせをします。加害者にとってはメリットがあるからやるのでしょうが、どのようなメリットがあるのか?

加害者は被害者の上に立つことでエネルギーを奪うことができます。加害者は優越感を得ることができるでしょうが、被害者は苦しくなります。では、加害者はなぜエネルギーを他人から奪う必要があるのか?加害者はエネルギー不足ということになります。ここで言うエネルギーというのは運動するために必要なエネルギーではなく、「愛情」という意味でのエネルギーです。

加害者は必ず愛情が不足している状態だといえます。これが一番重要なポイントです。愛情が不足しているということは、その子の親に焦点を当てる必要が出てきます。親から十分な愛情を与えられていない子はどこかでその「怒り」を発散してエネルギーを補充しようとします。それが「いじめ」という現象に出てきます。

それでは、加害者の親が悪いということになりますが、そうでもありません。親はお金を稼ぐのに忙しいとか夫婦仲がよくないとかで、ストレスが溜まり、子供に十分な時間と愛情を注ぐことができません。親もエネルギー不足です。この状況を作っているのはあらゆる世の中の仕組みです。競争社会、経済システム、教育制度、政治、日本の文化、先祖代々からくる連鎖など。

社会を構成しているのは我々なので、いじめの問題は我々の問題ということになります。いじめの問題を解決したいのであれば、他人のことをどうこうするのではなく、自分の問題を解決していくことです。日本が住みやすい場所になり、親に時間のゆとりができ、エネルギーに満たされていると、子供は学校でいじめをする必要がなくなります。

2013年2月24日

せいじ
せいじhttp://www.pay-forward.net
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