文化的な催眠

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自分が催眠にかかっているとは思いもしないでしょう。ところが催眠にかかっている人は催眠にかかっていることが分からないというジレンマがあります。例えば北朝鮮に住んでいる人は自分が幸せだと思い込んでいるかもしれないし、イスラム国の戦闘員は平和のために闘っていると思い込んでいるかもしれません。

日本人も例外ではなく、太平洋戦争の時はお国のために戦死することは名誉だと思い込んでいました。ところが現在はそんなことを思っている人は誰もいません。それは「お国のために命をささげる」という催眠から多くの日本人は目覚めたからです。では現在我々はどのような催眠にかかっているのでしょうか?

我々は様々な催眠にかかっています。人によって違うので自分がどのような催眠にかかっているのかは自分で見ていくしかありません。ただ、日本に住んでいると多くの人が共通にかかっている催眠があります。「お金がないと生きていけない」という催眠がその一つです。「親や先祖を敬わなくてはいけない」というのもあります。

自分がおぎゃーと生まれた時はこのような催眠はかかっていなかったのでしょうが、親、親戚、先生、周りの大人たちはよかれと思って催眠をかけてくれます。「お金がないと…」というのは経済システムの中で生き延びるために必要になってきます。よい成績をとって、よい大学を出て、よい企業で働くと万々歳ということになります。

「親・先祖を敬わなくては…」という催眠は日本では昔からありました。現在は高齢者が多くなり、親の介護で人生を犠牲にしている人は多くいます。子供が親の介護をするのは人間だけではないでしょうか?このような催眠を子供に植えつけることで親は年をとっても安心していられます。親は自分の都合のいいように子育てができますね。

もっとも深い催眠は生まれる前、胎児のころに母親から入っていきます。この催眠は言語で表現することのできないレベルにあるので非常に厄介です。「本来の自分」を感じられなくなる原因がここにあります。浅い催眠から目覚めていくと、深い催眠が見えてくるので、それからも目覚めていきます。そうするともっとも深い催眠が見えてくるでしょう。

せいじ
せいじhttp://www.pay-forward.net
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